平和の詩の朗読会 2012 報告レポート その2

なは群星の会

2012年06月24日 21:18

引き続き、平和の詩の朗読会の様子をご案内します。
慰霊の日の今回の催しにあたって、
福島県南会津は息吹のメンバーから
平和の詩が10篇送られてきました。

息吹沖縄公演で交流したメンバーが、
67年前の沖縄戦に想いを寄せてくれたのです。

メンバーは一人1編づつ、沖縄の空に向かって、
大きな声で朗読しました。この詩が多くの御霊に届くように。

そして、大阪狭山の表現倶楽部うどいのメンバーからも
2篇の詩と1通のお手紙をいただきました。
うどいと対馬丸とのつながりは、長く深いものでした。
「命水(ぬちみじ)」や「風の声がきこえる」という舞台などで、
対馬丸への想いを演劇や舞踏で表現しているのです。

那覇メンバーは、舞台の挿入唄「あかい花」をバックに
高校2年生と中学3年生の平和の詩を朗読しました。
そして、うどいの1期生で今は保育士をされている方のお手紙を朗読しました。
中学の修学旅行で訪れた沖縄が、沖縄戦をたどる平和学習だったこと。
彼女の友達のおじいちゃんが集団疎開したとき、
出航した3隻のうち、沈んだ船が対馬丸だったこと。
その時のおじいちゃんの体験を題材にした舞台が「命水」だったこと。
遠く離れた大阪で、対馬丸のことを「決して忘れない」と活動し、
日々心磨きをしている若者たちがいる、という内容でした。

このお手紙をこの場所で朗読させていただくことができて、
本当に大阪狭山から「風の声がきこえた」と思いました。
福島南会津の皆さん、大阪狭山のみなさん、
ありがとうございました。
そして、いよいよ平和劇へと移っていきます。
この続きはまた次回に。